ゴルフ初心者が知っておきたいローカルルールとは
ゴルフは、レフェリーがいない自己申告のスポーツです。そのためルールやマナーが重視され、ゴルフ初心者にとっては少し難しさを感じることもあるでしょう。でもルールは、ゴルフを窮屈にするものではなく、レフェリーなしでも公平にラウンドができるように、ゴルファーのために定められた基準であるともいえます💁♀️
そんなルールには、ゴルフ場ごとに定められているローカルルールが存在します。このローカルルールは、プレーの進行を遅らせないようにする意図も含まれたルールです。ただ、ゴルフ初心者を助けてくれるルールであるともいえます👍ゴルフ初心者にとって、OBや池ポチャなどのミスショットはある程度は仕方のないことですが、公式ルールに従って進行するとなかなかホールアウトできない状況となってしまう可能性もあります。そのようなことを避けるために、ゴルフ場が設定している取り決めがローカルルールというわけです👏
このようにローカルルールの多くは、困ったときにプレーを助けてくれる嬉しいルールであり、ゴルフ初心者こそ知っておきたいルールになります💁🏽♂️
実際のゴルフルールでは適用できないローカルルールとは
どのゴルフ場であっても、公式ルールに基づいてゴルファーがプレーをしています。しかしながら、多くのゴルフ場では限定的な規則としてローカルルールが定められており、ゴルファーはこのルールを基にプレーが可能です。公式ルールの方針と矛盾していない範囲で、ローカルルールの設定は認められていますが、公式競技では適用外となっています。
そんなローカルルールの「プレーイング4」と「OKパット」という代表的な2つのルールについてみていきましょう💁
ゴルフ初心者のスムーズな進行に役立つプレーイング4
ティーショットでOBという経験はみなさんあるのではないでしょうか。OBの場合、公式ルールでは打ち直ししなければなりません。ただ、コース幅がすごく狭かったり、目の前が谷になっていたりするとどうでしょう。ゴルフ初心者なら、何度も打ち直しすることも考えられます。このような状況だと、なかなかセカンドショット地点に進めませんし、毎ホール何度も打ち直しとなると他の組の進行に影響が出てしまうわけです😵💫
ローカルルールの「プレーイング4」は、そんなゴルフ初心者の進行を助けてくれます。プレーイング4とは、「第1打がOBまたは紛失球の場合、前方の特設ティーから4打目としてプレーを続行することができる」というルールです。前方に設定される特設ティーの位置はゴルフ場によって異なりますが、グリーンを狙える場所である場合もあり、OBを挽回することもできます。
ある程度のショット力が必要なコース、よくOBが出やすいコースなどで設定されているローカルルールで、スロープレーを未然に防ぐことが目的です。ティーショットがOBかどうかわかりにくい場合でも、暫定球を打たずに前進できます。ボールが見つかればそのままインプレー、OBだった場合は特設ティーから第4打目としてプレーを再開できる仕組みです。ミスショットしてもスムーズな進行ができるため、周囲に迷惑をかけずに済むのでゴルフ初心者にとってありがたいルールになります👏
ゴルフ初心者だからこそありがたいOKパット
OKパットとは、グリーン上のボール位置が、カップまであと約30cm(1グリップ)程度の場合、パッティングしなくてもカップインしたと想定するローカルルールです。「この距離であれば外さないだろうから打たなくてもカップに入ったことにしておきます。」という意味であるため、スコアに1打加えてホールアウトします。
この1打を加えることをゴルフ初心者は、よく間違えてしまいがちなので注意が必要です。OKは、「打たなくても打ったことにしておく」という意味なので、忘れずに1打としてカウントしましょう👉
OKパットは、ローカルルールですが、公式競技であってもマッチプレーでは認められています。もちろんOKパットではなく、正式には「コンシード(譲歩する)」と呼ばれるマッチプレーのルールです。
ローカルルールを活用するメリットとは
上記でも触れましたが、ローカルルールの多くはプレーの進行を遅らせないようにする意図によって考えられたルールになります。プレーイング4やOKパットなどのローカルルールは、公式競技では適用されないルールですが、ゴルフ場で定められているルールです。特に、ゴルフ初心者は、スロープレーに繋がらないためにも積極的に活用することをおすすめします。ある程度のテクニックが備わるまで、認められているルール内の恩恵を受けることはゴルフを楽しむうえでは必要です✨
ルールも大切だけどゴルフを楽しむのが1番
プレーイング4などのローカルルールではなく、公式ルールに従ったゴルフができることを目指すことは大切ですが、ゴルフ初心者はまずはゴルフを楽しみましょう🥺✨ゴルフが楽しくなければ、ゴルフ好きにはなれません🥺そしてゴルフを好きになれなければ、ゴルフの上達も期待できません。まずはゴルフを楽しみ、さまざまな経験を積むことがゴルフ初心者には大切です。そのうえで、まっすぐ打てるスキルを身に付け、ルールを順守しながらスコアアップを目指しましょう💪
ミスショットでもリカバリーのチャンス
OBやロストボールの場合、公式ルールでは元の位置へ戻り1打罰にて打ち直さなければなりません。しかし、戻って打ち直しとなると周囲に迷惑となってしまいます。そのため、多くのゴルファーの中で、OBとなった場所、ボールをロストした場所付近で、2打罰にてドロップをしてプレーを再開する手法がとられていましたが、これがローカルルールとして認められるようになりました。
このローカルルールでは、これまでドロップしていた場所を基点とし、ホールに近づかないフェアウェイ上にフェアウェイの基点を設定します。このフェアウェイの基点から2クラブレングス幅内の後方にドロップすることが可能です。この範囲内であればフェアウェイにドロップすることもできます。ミスショットしても、2打罰でフェアウェイからショットできるこのローカルルールでは、ゴルフ初心者でもリカバリー可能です🙆♀️
ローカルルールを活用してラウンドを楽しみましょう
今回は、ゴルフ初心者に知っていてもらいたいローカルルールについてご紹介しました。公式ルールと同様に把握して、スロープレーとならないようプレーイング4やOKパットなどローカルルールを活用して、スムーズなラウンドを楽しみましょう😊✨